26歳にして棋界タイトルを独占した史上最強の棋士による、将棋を始めとする勝負事に強くなる秘訣をある程度記述した本。半分ほど、エッセイという趣もあるが、イチローを始めとする一流のアスリートとよく似たメンタリティを感じる。
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07
- メディア: 新書
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そのまんま真似していいわけないんだけど、研究とか開発にも使えるんだろうなぁと思いました。というか、目次を見てもそうなんだけど、各章を一言に要約していくと
- 集中力が足りないからといって集中力を鍛えることはできない
- 情報は取捨選択が大事
といった、ごく常識的な言葉が並ぶことになる。常識的な言葉だから繰り返されるのだろうし、それを大事にする人間が勝つことになるんだろうけどね。
ちなみに、私が昨日まで受けた社内研修は「思考力が足りないから思考力を鍛えろ!」という趣のものでした。そういうことじゃねーだろ、と調伏しない態度をとっていると、どうも目をつけられているらしいので大人しくしたいと思います。