多分、こないだヒルさんが来日したときに「ちょっと我慢してくれるか」と内閣官房辺りに言ったんじゃなかろうか。というか、逆に、なんであんなに拉致問題に対してやかましくなれるのか分からなくなってきた。昔「人の命は地球より重い」などと宣った大臣がいたが、結局それと同じことをやってるのに気付かないのだろうか。気付いてるけど確信犯なのかな。とりあえずダメもとでゴネてみよう、って心理なら某国と同じことやっとることになるだろうに。
とにかく、拉致問題の第一の責任は国にあるのであって、その辺りの保障を国に要求するのは構わないけれども、外交にまで口を出すというのはどうなのかと思う。そりゃあ、外交的に得になるんならいいかもしれないけど、今の状況だとどう考えても損になってるわけで、…と考えて、だから今、外務省はその話を黙ってて(忘れられない程度にゴネといて)、ともすれば六カ国協議で「日本イラネ」とまで言われたりと放置されがちな日本の存在感を維持しているというのが本音だろう。
というわけで、今やるべきは日本海を固めることであって、防衛に対する意識をはっきりと示すことが重要だろう。原発を自衛隊が守るとか、フォークランドよろしく竹島を取り返すとか、不法漁船を取り締まるとか、ゴニョゴニョゴニョ。