確定申告のための支払調書に関する、IT化の考え方の違い

某国の考え方

「それにしても支払調書は物理的に送らないといけないのでしょうか。電子メールでも十分だと思うのですがね。いろいろなところから物理的に送られてくる支払い調書を集めて貼って確定申告する側も大変だし、支払調書を送る側もその印刷・郵送に伴うコストは相当大きいはず。例えば支払調書を受領者に電子メールに送るときに、同時に国税庁にも電子メールで支払明細書を送るようにすればいい。そうすれば国税庁も支払いの流れが容易に捕捉できるようになるし、税務事務も簡単化される。というわけで電子メールにしても納税側も支払い側も税務署も困らないと思うのですがね。」

亡国の考え方

「支払調書に安全・安心でセキュアなICタグを埋め込んで、PC側にカードリーダを取り付けてWebから認証・申告するシステムを構築すると、税務事務が簡単化され、IT立国・ブロードバンド先進国としてあるべき姿を体現することができます。なお、そのための予算として、300億ペソ必要です。」

いずれにしても確定申告が完全電子化されれば日本全体における事務コストの削減は相当大きいと思います。