「二酸化炭素=コスト、悪」⇒解決すべき課題
という、非常に分かり易い構図が簡単に描かれることによって世界中で一気に合意がなされた。合意されたと見るや投機的に便乗することによって更なる金儲けを企んでいる連中と、「エコ」なる分かりやすくてキモチいい行為の美徳に縋ろうとしている連中とが騙し騙されながらもひとつの方向に邁進しているという現状。
日本では最近、政府が国民に地球温暖化対策の実施をさかんに呼びかけている。役所やマスコミは、二酸化炭素などの温室効果ガスをなるべく出さない生活を心がけましょうという宣伝を繰り返している。企業活動や生活の中で人間が排出する二酸化炭素が温室効果を激化させ、地球の温度を過剰に上昇させてしまうという、国連の専門家機関(IPCC)で主張される地球温暖化の理論(仮説)は、完全に「事実」として定着した観がある。