<a class="okeyword" href="g:mohican:keyword:バカ">バカ</a>とは何か

アホのことも忘れないでください(><)

というわけで、「バ」と「カ」の二文字によって構成される単語そのものについての議論なのか、それともバカの指す<愚かさ>についての議論になるのだが、それを定義せぬまま見過ごしてしまっては、せっかくのバカとは何かという議論もスカスカになってしまう。シニフィアンシニフィエ?であってんだっけ。とにかく、孫引きだけどpp.4-5にはこうある:

  1. バカとは多面的なものであり、多くの意味を持つ。いわゆる知能の心理学から見たバカや精神医学、心理学、EQ理論から見たバカだけではなく、一般用語として使われる学者バカなどさまざまなバカが存在する。
  2. そのため、よほどのことがない限り、誰もが一つや二つバカにあてはまる。
  3. その際、バカは原則的に今の世の中で不適応なものであるので、それに自ら気づき、克服して行くに超したことはない。
  4. バカは差別語、侮蔑語ではなく、むしろ失跡語、激励語と考えるべきである。だから、バカと言われた際に、それは治るないものと考えるべきではなく、治るものとして受け止め、欠点を改善すべきである。
  5. それでも言われると腹が立つのが「バカ」ということばである。しかし、そこで怒ったり相手を恨んだりするよりも、自分のバカを治す方が、「リコウ」の対応である。

これをみると、両者が混同されているのがどうにも気になりますね。用法・容量を守ってお使いください。
てか、これ読むよりは全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫)の方が面白そうだし、いっそのことWikipedia馬鹿阿呆)でも読んどいた方がタメになるんじゃないのか? ま、本を読まずに批判する私も私だが、和田秀樹の電波はちょっと受信したくないというのもある。

ちょっと痛いニュースっぽいネタを提供している人もいれば、延々と繰り返されてきたであろう不毛な議論もあるし、世の中に「バカ」「アホ」と言って言われて喜ぶ人もいるわけだし、最初の「さまざまなバカが存在する」という時点でなんだかホゲホゲ。