ボクの未来

先生、なんだか雲行きが怪しいです。TTのことばっかり議論してたと思ったら、HKのことは触れずにこんなことになるんだもんね。どうなるんでしょ。

陸蒸気がウチの村を通ると牛が乳を出さなくなるという危惧により、自分たちの住む村を迂回して鉄道の線路や駅の配置することを陳情した」という話が明治の初頭にあったそうです。そんな話を思い描いてしまうのは不謹慎でしょうか?.

「陸蒸気」の意味するところは、デジタル化グローバル化の波を意味し、「牛が乳を出さなくなるという村民の危惧」とは...放送業界および通信業界の既得権益をもった企業/業界団体の懸念を意味します。

あー...

通信・放送の在り方に関する懇談会(第13回)終了後会見 via 竹中懇log

【NTTの在り方4】

問 :NTTのところですが、1つは機能分離のところは、さっき言っておられたように、ガバナンスをどうするかとか、名前とかいうところまで踏み込んで、今度、最終報告は出されるということですか。それと、今回この4点目の法体系の抜本的な見直しとか、持株会社の廃止とかいうのは、現状の議論としては要素としては残るけど、時期をいつにするとか、あるいはどういうやり方をするとかということなのか、要素としても落ちる可能性もあるのか、どういうことなのですか。
答 :この4点に関して、今日の議論で、ほぼ流れとして一致したのは、第1番目の、ここで言うところの機能分離でありまして、会計分離以上の措置は必要だと、こういうところはほぼ一致しています。ですから、ここはどういう形であれ、方向性としては書かれると思います。しかし、名称まで分離しろとか、そこまで踏み込んだ書き方になるかどうかは、現段階ではまだ分かりませんが、私の感触としては、そこまで書き込むことがこの懇談会の趣旨からして適切かどうかというと、それはむしろこれからの議論に任せたい、必要だということを述べたいということです。それから、その次の資本分離その他の法改正については、どこまで書き込むのか、いつまでの期限でこれを実施すべきだというふうに書くのかについては、現段階では、ここにペンディングとあるとおり、全くペンディングであります。そのぎりぎりの調整に関して6日までにしっかりとした案を出す。その案はもちろんペンディングで出しまして6日の議論で決着をつける。そういう意味では、今回は今日の段階で座長一任という形は全くとっておりません。ですから、構成員と連絡をとりながら、最終的には6日の議論の場で決まっていく。6日には、こちらからまたペンディングの形で案を出しますが、それがどういう案になるかについて、現段階では全く未定であります。ただ、繰り返しになりますが、我々の構成員の共通の思いとして、2011年の完全デジタル元年の時に、やはり複数の事業者が有効で公正な競争をするような環境をつくりたい。それにふさわしいNTTの組織について、やはり述べたいという思いは共通でして、それを具体的にどういう形で、まずペンディングの案として出すか。それを6日にどういう形で決着するかについては、現段階では全く未定でございます。

【研究開発義務】

問 :5ページの 3)なんですが、通信・放送の技術開発の在り方の見直しに関しては、これは将来的には、NHKとNTTの研究所を出して、例えばNICTなどと一緒にする、そういう意味合いなのですか。文言だけ読むとNHKの研究とNTTの基盤研究が法律で義務づけられているけど、その見直しを早急に行うべきであると、何か少し曖昧なのですが、具体的にはどういうような考えでしょうか。
答 :ここは曖昧にしたのではなくて、この文言通りの判断を私たちはしました。ですから、当初、ご指摘のように、NICTとの統合等も考えたのですが、それは現段階では、先の議論だと思っています。ただ、なぜこの文章、文言があるかというと、やはりNTTとNHKに対する技術開発等の義務が、法律上明記されているわけですけれども、そのことの根拠を考えると、通信に関しては電電公社が1社独占の時代があった、だから当然通信に関しては電電公社、それがそのままNTTに残っている。それから、放送に関しても、NHKに対して義務があるわけですけれども、その義務が出来た時には、やはり放送事業者の中でNHKが支配的なウェイトを持っていた。それは売り上げについて、支配的なウェイトを持っていた。その時には、NHKにそういう放送に関する技術開発の義務が課せられるのは根拠はあっただろう。しかし今、いろいろな分野で競争が導入されて、かつ、NHKも放送事業全体の中でのシェアは大きく落ちているわけです。2兆円の中で6,000〜7,000億というオーダーになっていますから、そういう状況の中で、その2社だけに法律上の開発義務があり、そこに一定のオープン義務がついたとしたって、自分に都合が良い技術を開発するかもしれないし、とりわけ、そういう競争的な環境が出来た中で、2社に法律的な義務が過去の経緯で残っているのではないか。そこは自由にすべきだという視点です。
問 :どうもありがとうございました。

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