あーら不思議.なんと,いつの間にか,GPL の COPYING がコピーされていて,勝手にパッケージが GPL に ! あなたは洗礼のために教会に行く手間を省くことができます.素晴らしい !!
autotoolsを使うと、わけのわからないファイルやらスクリプトやらが大量にパッケージ中に湧いて出てくるので、それがGNUライセンスのプロダクトであるならば、苦労して作ったソフトウェアパッケージも自動的にFSFに強制的に徴収されてしまうことになる!
→これはひどい
んなアホな、と思って少し調べてみた。
結論からいうと、強制的にGPLライセンスにされることはない。されることはない、というのは、autotoolsを使ったからといって配布時にGPLライセンスにする必要はないということだ。さてその根拠であるが:
→linux-users:89239 Re: GNUAutoToolに関して
→linux-users:89242 Re: GNU AutoToolに関して
どういうことかというと、autotoolsによって生成されるのは全てテキスト(スクリプト)ファイルであり、そこにはライセンス条項がきちんと記載されている。そう、例のGPL文が載っている…のに続いて、As a special exception...というパラグラフがある。
As a special exception to the GNU General Public License, if you distribute this file as part of a program that contains a configuration script generated by Autoconf, you may include it under the same distribution terms that you use for the rest of that program.
趣旨としては、autoconfで自動生成された*1ものであり、かつ、配布物の一部として含まれる場合は、ライセンスはGPLにしなくてもいいよということみたいだ。これなら、会社とかプロプラな組織でも安心してautotoolsが使えるね!
(追記)Autotools覚えるなら、Wikipediaのページにある写真がイメージが掴みやすくてよい。ぐだぐだ回り道せずに、あの図を頭に入れてちょこちょこっとトライしてみたら1日でマスターできるんじゃないかな。