博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

「はくしのあいしたすうしき」と読んでしまう私は理系ですかそうですか。つーか、悪く言えばだけど、ただの理系萌え女子じゃん。年上好きでしかも学ばない系。電車男と同じ印象。いや、内容は随分マシだけども。イイ話だよホント。オイラーの公式だけじゃなくて他にももっといろいろ出してほしかったね。TSPとは言わないけど、ハミルトン閉路とかそういう系でも面白かったんじゃないかなぁ。

あと友愛数とかそういうネーミングセンスに感動してるとこがあったけど、ああいうの普通だと思ってたよ…。"No Free Lunch Theorem"とかね。CS系になるともっといろいろある希ガス。先出のTravelling Salesman Problemとか。待ち行列理論とか。確率論はギャンブルに対する考察から始まったってのも有名な話だしね。あと、三角数の和、ガウスが13歳のときだっけ?に発見した話とかいいのにね。まあきっと上手くまとめてああいう形になったのでしょう。つーか素直に楽しめない自分に凹んだ。凹んだがまあよしとしよう。