学生時代は大学の情報センターにHHKBが常備され、研究室でも HHKB Pro2 をずっと使っていた。前職時代に手首に違和感を感じたこともあったが、今の職場で同僚が Kinesis を使っていたので 在宅勤務環境を整備した - kuenishi's blog の際に私も Kinesis を使うことにした。私自身特に肩凝りで悩んだことはなかったのだが、これで随分ラクになったものだ(騒音は大きくなったが)。さて山口君が ErgoDoxを購入して人生がバラ色になった - YAMAGUCHI::weblog のを皮切りに、某所で多くのキーボードが取り上げられた。私自身次のキーボードを買うまでに覚えておけるわけがないので、ここにそれをまとめておくことにする。
私自身は打鍵感に特に拘りはなくて、肩がある程度開くようになっていればそれなりに満足して使える。プログラムを書くことは多いけど、文字をタイプするよりも考える時間の方が長いので大して問題じゃない(頭が悪いともいう)。
ここに載ってないもので「これはすげーよ!」っていうエルゴノミクス重視な(できればUS配列の)キーボードがあったら是非おしえてください。
HHKB Pro2 Type-S
Happy Hacking Keyboard | HHKB Professional2 Type-S | PFU の初期モデルはあの和田英一先生がシンプルで最小、余計なものがついてない、プログラムを書きやすいキーボードがほしいと構想したものをPFUが商品化したものだ。Emacsenらしく、CtrlキーがAの横についてるのが非常によい。定番だけど、小さすぎて手首も肩も肩甲骨もヘンな状態になるので、実は長時間の作業には向いていない。それでもType-Sの静音化はすばらしくて、前職時代にこれがほしかったなーという一品である。
Kinesis Freestyle
実は前職の最後の方はこれをちょっと使っていた。ポジションも好きなところにおけて素晴らしかった。打鍵音も静かだ。ただちょっと手応えがない割に深さがあって、あまり沢山タイプするとちょっと疲れる感じはあった。
ErgoDox
Community Blog - 握力王 vs 日本男児 ヘルシーすぎるプログラマ対談(Part1) で日本男児氏がその名を知らしめたといっていい(私はまったく知らなかった)。セパレート式で、全てのキーがプログラマブル、ファームウェアもフリーウェアなので自分で書き換えて好きなように挙動を変更できるもののようだ。大抵のキーボードは中身が分からなくて、OSでゴニョって自分のキー配置に変えることができるが、簡単なキーマップ変更くらいしかできなかった。しかしコイツは違うようで、もともとはオープンソース?のプロジェクトだったらしくもっと複雑な挙動を組み込むことができるようだ。
もともとは部品のキット売りですらなく、キットを組み立てて売ってくれるようになったのは最近のことらしい。