ギリシア哲学のターム

プラトンの呪縛 (講談社学術文庫)という本を最近読んでいる。前総長様の本だが、買ったのは数年前だ(爾来積読のままであった)。総長になったと聞いたときに「呪縛からどう逃れるのだろう」と思ったが、今読んでみるとあんま関係ないな。
昔から興味をずっと持っていたのだが、いくつか本を読んでも、全然分かった気になれないし狐に化かされたような感覚に陥るばかりで、各文はとても面白いのに、一冊の本が纏まっている気がさっぱりしない。タームがさっぱり分からなくて、理科系の専門書を目にした中学生のような気分に毎度なってしまう。

中でも一番分からない単語が、「魂」「生」といった類の単語だ。読み進めても曖昧模糊としたままで、よく分からないタネの入った餃子を食べたような気分になる。理解したきゃ原書から当たれと言われるかもギリシア語なんて読めねー。そもそも文字からして苦労すんだよ。