外交について

これから中国が台頭してくるのは間違いない。問題なのは、中国が米国と対等に渡り合えるだけの経済力・政治力・軍事力を持ったときに日本がどのような位置にいることができるか、である。勢力の均衡を生かしてキープレイヤーとして上手く振舞えるようになっているか、或いは板挟みになって苦しむか。どこかの時点で勝ち馬を見極めて便乗するのが理想的だが、それができないならリスクをなんとか分散するべきだ。欧州・ロシア・東南アジアをいかに取り込んで味方につけるか、というのも重要になってくる。外交というのは結局、こういった政治ゲームでしかないのだと思う。

国内の政治家諸君には、国内での政治闘争によって培った経験と闘争力と人脈を今こそ世界の舞台で存分に振舞って頂きたいものである。