SSDについて

消息筋からの情報によれば、SSDによる高速化も限界が見えていて、RAIDなどで横に並べた際に、バスクロックなどがボトルネックになって2GB/s以上はどう頑張っても出ないらしいです。逆に言えば、それくらいまでは速度が出ている。なのに、それらのハードが実用化された話をあんまし聞かないのは、SSDにするメリットがあんまし多くないからかな?単純に分からない。

「B木 - naoyaのはてなダイアリー」で触れられているようなSSDがB+-Treeを駆逐するイノベーションというのはどうも感じられていません。

個人的には、SATAはHDDを前提にしていたインターフェースなので、SATAインターフェースじゃないやつ(これとかこれ)に期待しています。そこで初めてSSDの鬼のような速度の威力が発揮されるのだと思います(なので、今はまだまだみんな技術開発中)。で、IOがボトルネックになることはなくなる。そういう意味でSSDが起こすイノベーションがあるとしたら、単体のデータベースじゃなくて、ネットワークも含めた分散システム全体でのイノベーションが起きるのではないでしょうか。BaiduとかGoogleは、きっと内部ではそこまでものを考えてやっていることと思います。3年後くらいにまた論文が出て、日本全国のIT戦士たちは「あちゃ〜、やられたぁ〜」となるのではないでしょうか。