シュウキョー

はてなQ
もし言葉がなければ、人間が不安を感じることもない。だから宗教はすべて不要となる。この認識で正しいでしょうか

なんのこっちゃわかんねぇ、と思ってたらこんな解説が:

不安から解消するのが宗教である
ところで人間の不安を誘発するのは言葉である
ゆえに言葉がなければ、人間が不安を感じることはない。

 なるほどね。すげー三段論法だわ、これ。回答をざっと見たけど、なんか科学的な見方は少ないなぁと思ってしまった。言葉がなければ「不安を感じることもない」ではなくて、言葉がなければ「不安を記号化できない」できないってだけじゃねーの。不安を記号化することで他者に伝達・共有してそれを集団で分散処理する、みたいな。そういう観点から見たら宗教は絶対必要ということになる。
 原始仏教や原始キリスト教は人生哲学であったように、不安とか疑問とかを伝達・共有・記憶するのが宗教ということになるわけで。それが様々変形して今のような形になったと。じゃ原始的な地母神信仰とかアニミズムとか畏怖とか、そういうのは何か未知の主体を形成して全てをそこに還元するというのも原始宗教なわけで。というか、宗教というのは未知の世界を解釈するフレームワークとしてあるわけで、そこから不安を取り除く効果もあったり、群れを維持する効果もあったり、云々。

 不安とか恐怖っていうのは脊髄反射みたいなもので、動物の反応というか思考?としてはかなり古いものだと思う。そういうものがなかったら動物は生き残れないわけで。進化の上で身に着けたものじゃないかなぁ。そういう私は進化万能論者。ネオダーウィニスト。