「すごい Erlang ゆかいに学ぼう!」という本が7月に出ます

すごいErlangゆかいに学ぼう!

すごいErlangゆかいに学ぼう!

いままでいろんな観点からErlang/OTPに関する本が出てきたが、この本はそのErlangの技術の集大成といっていい本だ。コレ一冊読んでおけば間違いない。他の本は忘れてもいい。あえていうなら、これを読んだ後にもっと詳しい作者自身の哲学を知りたい場合だけ、戦闘機本を読めばよい。だが他の本は別にいらない。内容が古かったりツールを網羅していなかったりするためだ。

原著は Heroku のエンジニア Fred Hebert のWeb記事をもとにした本だ。

Learn You Some Erlang for Great Good!: A Beginner's Guide

Learn You Some Erlang for Great Good!: A Beginner's Guide

このFred君というひとはとてもおもしろい人で、 Erlang Factory San Francisco で夜にネタプレゼンをかまして毎年爆笑をとっている人だ。

とにかく量が膨大で、訳者の山口くんの馬力には感服するしかない。レビューアーが10人ちかく集められたが、レビューアーは誰一人彼の仕事に追いつけずにいた。なにを隠そうこの私もレビューアーとして声をかけていただいて、遅々として進まないレビューで彼を待たせてしまって非常に申し訳なかった。レビューアーとして参加する報酬として本書を一冊いただけることになっているようなので、レビューで読めなかったところを改めて読み返して、知らなかった知識をコッソリ埋めることとしよう。

素晴らしい仕事だった(まだ終わってないかもしれないけど)。みなさん、ありがとう。

追記

出版記念パーティーが開催されることを失念していた。参加条件などいろいろあるが、訳者の山口君に会いたいというひとや、東京のErlang/OTPクラスタが集うので興味がある方はどうぞ。