おもしろい会社があった

アルプス電気。社長の思いつきで3億かけて全社を挙げて運動会を開催。派遣も契約も正社員も一緒になって週4回の練習。定年退職したOBが指導するチームはモチベーションがバラバラで、自給800円・8時間労働の後に、老後悠々自適なOBに怒鳴られる10代の生産ライン派遣社員の俯いた表情が非常に印象的でした。監督は開発リーダークラスの現役社員、空気を読めないOBのオッサンに「怒鳴るのやめてくれよ」と言ってから2週間でチームは見事にまとまり、運動会本番では残念な結果になったものの彼女たちに笑顔が戻り、さらに職場でのコミュニケーションという目的も達成できてハッピー!!!というとても香しい番組でした。

「取り戻せるか 職場のきずな 〓会社運動会 再び〓」
 バブル崩壊やアジア経済急成長の影響をギリギリの効率化で乗り越えてきた日本企業。その結果、リストラや賃金カット、派遣社員の大幅導入は社内の人間関係・生産意欲に微妙に影を落とすことになった。こうした中で、大手電子部品メーカーがこの秋、職場の連帯感を高めようと会社運動会を14年ぶりに復活させた。全国8事業所対抗で行なわれる運動会には正社員、派遣社員など約3千人が参加。どこかしらけた若い世代や、“余計な仕事”と捉える派遣組を必死にまとめて運動会に臨む中間管理職を中心に、効率化が招いた企業の実態と組織のあり方を問い直そうという動きをドキュメントする。

来年もまた開催されるという運動会では、会社の赤字のために半数がチームを去り、さらに各チームから一人が(三億円補填のために)バッサリ切られてしまっていることでしょう。そして明日はNHK社員がアルプス電気株を空売り。