純文学の価値 - 出版文化って何よ?

ほとんど売れないものに価値があるのか?出版文化の大事な部分、ということは、それが伝統だと言っているということ。収益が維持できないしパトロンもいない産業や文化はただ消え去るのみで、歴史や伝統として残すべき価値があるとしても、政策として保護するべきではない。

三田「初版3000部の本は出てもほとんど売れない。値段高いので図書館が1000冊買う。マニアが2000冊買う。これで純文学は成り立ってる世界。しかしこれがフェアユース導入されてネットでどこでも見られるようになると、図書館が買わなくなり、日本の出版文化の大事な部分が崩壊する」

純文学作家を5人くらい人間国宝認定して補助金払えばいいんじゃないかな。護送船団方式で。出版社とかいらないから文化庁とか地方の教育委員会が純文学を管轄すればよい。で、「人間国宝の傑作」とか銘打って一冊五万円とか値段つけて本を売ればいいじゃない。

マジレスすると、出版業界なんてニッチなジャンルばかりなんだから、そういうものをクラウドに乗せて低コストで流通させることを目指した方がいいと思うよ。というか、そっちの方が儲かるしリスク回避にもなるでしょ。
その際、著作人格権とか原作者の生活費とか違法コピーの問題はあるけど、それはシステムの問題であって、自分たちの本がいつまでも旧来のシステムで守られるべき(守られて当たり前)とか思っている方が間違っている。権利は与えられるものじゃない、勝ち取るものなんだ。
ま、水と平和と権利はロハで手に入ると思ってるのかな。

著作物を流通させる努力を怠っておいて,後から上がりをよこせ,というのは著作権者の問題でもあるわけで,これは同情できないな