本当に意味が分からない

総務省には「インターネットの円滑なIPv6移行に関する調査研究会」というのがあるらしい。IPv6への移行の意義については、大体私も理解しているし、本当に移行する必要があるのかどうかについての真相や、インターネットのあるべき姿というのは私には分からない。v4だろうがv6だろうが繋がればいいと思っている程度の知識しかない。しかし、この報告書案というやつは本当にひどい資料で、この資料を読んで理解したのは、「マイクロソフトの将来はヤバイという記事を見かけたが、実はまだまだM$は安泰なんじゃないか」ということだけだった。どうみてもWord+Adobe Acrobatで作成されてます本当にありがとうございました。
フォーマットについてはともかく、abstractすらないんだもん。鉄壁の論理を専守防衛で構築することに注力するばかりで、国民に理解してもらう必要を感じてないのだろう*1。みんながみんな全部読むほどヒマだとか一瞬で全ページ理解できると思うなよ。行政文書ってみんなこうなのか?

この研究会、錚々たる面々が参加していて、私の会社のすごーく偉い人とか、アカデミズムの有名人とかいろいろ沢山いる。こういう資料を見ると、オフィス文書の標準フォーマット策定の重要さを感じる(結局それかよ)。もちろん、HTMLやCSSの標準作成なんかとはレベルが違う難しい課題なんだけど、これこそ世界のビジネスや政治などの基盤となる技術の一つなんだけど、営利企業が参加しにくくて誰もやりたがらないようだ。こういうことこそ政府は取り組むべきだと思う。とはいえ、安い給料で若い高級官僚をひたすらこき使ってる*2んだから、ちょっとやそっとのことじゃ無理なんだろうなとは思う。
fuck the fucking de facto proprietary standard!!

*1:産業界に分かってもらうだけで十分なのかもしれないが

*2:その割に地方交付税⇒地方公務員ウマーでどれだけ税金が無駄になってるか分からない