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そろそろ地震と原発について一言いっておくか

まず初めに、亡くなった方のご冥福をお祈りし、被災された方にはお見舞い申し上げます。私自身、地震で親類や友人を失った経験はなく、いかほどのご苦労をされたことか想像するだに恐ろしいことです。

災害は災害なので、起きてしまったことに対してどう行動したか。当日、その後、自分は誰にも恥じない行動ができたか?

  • 僕は何もできなかった。職場から歩いて家に帰るのが精一杯だった。何か身近な情報を発信すべきかとも思ったが首都圏ではそれほど発信すべき情報もないし混乱を助長したりトラフィックを食うだけなので敢えて何も発信しないようにしていた。その後はなるべく平常通りに暮らすようにしていた。
  • 寄付について。Paypalで$100くらい寄付した。
  • 東北の治安について。某氏に聞くところによると報道されていないけれども相応に悪化しているらしい。テレビやニュースで報じたところで全国の犯罪者が集まるだろうし、警察で足りなければ自衛隊が出動してもよかろう。土地の不法占拠もあると聞いている[要出典]。登記簿も津波で流されてしまったとしたらどうにもならないが、納税記録などから何とか国家権力が元の持ち主に返るようするべきである。これは公権力にしかできないことである。こういうことを鑑みるに戸籍や登記情報などは国家の根幹となるデータベースなのであるから、霞が関の地下あたりにデータセンターを構築して集中管理するべきである*1。今時のコンピュータは発達しているから、重要な割に大した情報量ではないであろう。
  • 原発について。巨大なレガシーシステムの崩壊を目の当たりにして、内実が明らかになっていない限り地方や海外に疎開するのは当然の行動であると思う。私自身はそういった危機感も全くなく(これは報道に影響された部分も大きかったと思う。自分で判断できなかったことは非常に悔やまれる)ダラダラと東京に居続けた。しかし情報は不足しているからといって不安を煽るのは違うし、リスクを定量的に評価せずに必要以上に危険だと述べるのも違うだろう。現在の東京の放射能レベルはざっと数十年後自分や子供に癌が出るかのリスクが数%違うかどうかというレベルであるから、そのリスクをどう受け止めるかである。それだけのリスクを負ってでも働いて生活費を稼がないといけない人も多いのである。
  • 節電について。国家戦略に基づいたエネルギー政策も曖昧なまま。脱原発をホントにやったら化石エネルギーに依存することになるけど、そうするとシーレーン防衛が国家の存亡を左右することになってまたエネルギーで戦争することになるかもよ?今のままだと同じ結果が待ってるようにしか思えないけど、そこまで考えている人いるのかしらとかいう。まして各家庭で多少節電したからといって効果が出るものではない。節電して効果が出たということは、普段から湯水のように電気を使って暮らしていたということである。必要以上に家を暗くして何かいいことあるの?
  • 空気について。そういう節電ムードとか脱原発ムードとか支那事変致し方なし的なそういうふいんきについては 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3)) を読みましょう。
  • 情報やデマについて。Twitterは馬鹿発見器であるとかいうけどネットそのものが馬鹿発見機であるのだから如何ともしがたい問題である。不安なのは分かるけれども、不安なこと言って自分がちょっと落ち着いたとしても、その言葉を見た他の誰かは不安になるからね。「悪い情報ほど早く正しく説明せよ」という原則はどうやったら普及するのだろうか。こういった非常時は情報が錯綜するのが世の常であるが、技術的に解決できるならそれに越したことはないけれどもどうやるのがよいのだろうか。技術的に答えが出るまではやっぱり政府に以下略。
  • 科学的知識、素養、判断について。錯綜する情報のいくらかは、ベクレルとかシーベルトとか原子崩壊とか、γ線とかセントラルドグマとかナトリウムポンプとかをちょっとずつ知っているだけでも具体的にイメージできるはずだから、こういうときに高校大学の勉強をちゃんとやってたかどうかというのは効いてくる。ガイガーカウンターβ線しか測定できないけどγ線はどうするのとか、世界中が核実験しまくってた時代とどっちがヤバいのか。それぞれの単位の意味くらいは知ってないと人生損する。こういう非常時になって「やっぱ理科真面目に勉強しとけばよかった」とか後悔したくない。

*1:バックアップDCの場所はもちろん秘密