ソフトウェアの開発について

今更な話題だとは自分でも思う。

先月、2/27(金)に私のグループが発注した試作品が納品された。私にとって始めての本格開発で、ふつうのハードウェアであっても、ものすごいことができるという代物である。実際、納品されたものを検収するために、いくらかの試験を行った(当たり前か)。

私にとって、これまで作ってきたソフトウェアといえばいい加減なWebサイトであったり、自分以外に誰も使うことのない手作りのオモチャであったりしたわけだ。ところが、今回私が携わったモノは本格的なソフトウェアで(といってもプロトタイプだが)、仕様を考えたり、メーカーさんと一緒に設計をしたり、ハラハラしながら製造や試験を見てきたわけだ。納品日直前までトラブル処理会議で夜遅くまで残ったり(開発者は何泊もしていた)、同時に他の仕事も並行でこなさなければならなかったり、でどうにも辛い時期であった(最初の変換で「次期」が出た。次期課題という言葉を何度もタイプしたためだ)。

弊社特有の事情ということを差し引いても、フザけたシステムだなと思う。発注側も、受注側も、優秀なプログラマやアーキテクトの能力を持った人と、ふつうのスキルの人や一年目、二年目のペーペーが一緒くたになってひとつのプログラムを作っている。そしてみんなが相応の立場にいるかと言えば、全くそんなことはない(私みたいな人間が発注側にいることがおかしいかもしれない)。とても粒揃いとは言えない状況で、どうやってソフトウェアができたのだろう。やっぱり、プロジェクトに関わる、2割の優秀な人間のおかげなんだろうなぁと思う。一方で、真ん中の6割と、足を引っ張る2割というのも自然に発生して、それなしでもやはり完成したソフトウェアというのも想像できない。

で、疲れて、今日は一日寝ていましたとさ。Jリーグ開幕も見逃しちまったよ。