ドラマ「エジソンの母」

エジソンの母」のドラマを観ていてもあんまし楽しくない。「なぜ?なぜ?」を問い続ける子供に対して、大人は何も答えられないし逆にそれに育てられつつある。主人公の子供は、「なぜ?」を問い続ける旺盛な好奇心は持っているけれども、その先に必要な思考能力はまだない(今のところ、まだ即物的な考え方しかできていなくて、抽象的な概念や論理を操作する能力はあまり見られない)。その才能に気づいているはずの准教授先生も、「いいぞ、もっとやれ」というだけで、何も教えないし、何も指し示そうとしない。

どうしてあの子は誰も答えてくれないのに「なぜ?なぜ?」と問い続けるのか。それを明らかにしないと、誰も応えてくれないことに彼はいつか絶望するはずなんだが(そこはドラマか)。その上で、誰か(というか准教授先生)がその問いに答えて議論に応じてやらないと、彼の才能が育つことはない。

運動場で空を見て太陽に話しかけてる場合じゃねーぞ。

と思ったけど、その答えはこれか↓

3ヶ月で小学校を退学させられた偉大な発明家トーマス・エジソンのような子供が、もし日本の小学校にポツンと現れたらどうなるのだろうというのがこのお話の入り口です。『エジソンの母』というタイトルは、誰もがエジソンになれる、もしくはそういう才能や可能性を見守り育てる親になれるという可能性を示唆しています。学校が舞台ですが、かたい教育ドラマではなく、コミカルな明るいドラマになっていますので、お楽しみに!