偶然vs必然

事象は本質的に、偶然か、必然か、未知か、そのいずれかである。なにより科学における事象の探求は、偶然に紛れたなかから必然的なモデルを取り出し、軽量化・数式化することにある。未知は探求の途中であることしか意味しない。あるいは偶然性は確率の量として示すことも可能だがプランク定数のような仕組みで限定される。

最終弁当爺とベイズ様はすげーなぁ。ベイズ論的な立場から言えば、偶然とは、その事象が起こる確率が非常に小さいことを指す。必然とは、その事象が起こる確率が非常に高いことを指す。で、未知というのは確率が五分五分くらい。エントロピーが最大。
そして、その確率モデルは、観測する主体が自由に決めてよいのである。だから、偶然|必然は、事象を観測する人間の側が勝手に思い込んで決定しているのである。

で、なんでプランク定数が関係してくるんですか。ミクロ視点ではそのような定量化も有意だがマクロ視点ではあんまし意味ねーよ、ってことなのかな。確かにベイズメソッドは、人間の価値判断の考え方を採り入れたものではあるのだけど、それは一部の価値判断を真似ただけであって、それが一般に通用して何かできるとは考えられない(この辺りはベイズ○○入門とかに載っている初歩的な話)。

ほのめかしメソッドに釣られクマー