いっぱしの若者的に釣られクマー

「安定している会社」「福利厚生が充実している会社」「技術を教えてくれる会社」 などなど、 なんとなく「いい会社」のイメージを思い描いているだけで、 それが自身の人生にどう役に立つか、 筋道だった考えを持っているわけではないことに 改めて驚かされます。

大学だって、進学だって、基本的に若者が惹きつけられるのは「人気のある大学(or学部)」であって、中身なんぞ見ていない。入ってみないとそんなこと分かるわけない。だとすれば、ネットワーク外部性というか、次のような三段論法。

  1. 人気がある会社には優秀な人材が集まっているに違いない
  2. 優秀な人材が切磋琢磨しているから有望だ
  3. 有望な会社だから人気があるようだ

もしくは、これ。

  1. 人気がある会社には優秀な人材が集まっているに違いない
  2. 優秀な人材に紛れて切磋琢磨したい
  3. 自分一人くらいダメな奴がいた方がバランスが取れるに違いない

「これがやりたい」とか「こうなりたい」なんて明確な目標を持てる奴なんて少ないだろう。そんなことができるような教育システムなら、日本がここまでニート天国になることもなかったろう。
と、話が逸れたが、モテ/非モテとか性淘汰の仕組みのアナロジーでこれも上手くいくんじゃなかろうか。企業=メス、新卒=オス、ってな感じで、多分。