政府税調会長の本間氏が辞任することを知った瞬間。
池田信夫氏によれば、従来税制を支配してきた自民党税調にとって代わって政府税調が税制改革を推進してきたのが小泉時代。その先頭に立っていたのがこの本間氏なわけで、彼が追い詰められて辞めさせられるというのは即ち自民党税調が再び日本の税制を把握することになり、税制改革がストップどころか逆戻りになるだろう。
ここで彼がやめると、もっと自民党のいうことをよく聞く人が会長になるだろう。それによってまたバラマキ税制が始まったら、国民のこうむる損失は何兆円にものぼる。7万円の官舎の家賃とは比較にならないのである。
本来、第四の権力として報道がすべきなのは、こういったコンテクストをきちんと国民に説明すること。
ついでに言えば、女癖が悪かろうがプライベートの品行が悪かろうが仕事に関係ねーだろ、って思います。品行方正で若くて二枚目、おまけに頭がよくて庶民にも親しみが湧く、そんな聖人君子はあなたの脳内にしか存在しません。万が一現実に存在するとしても、そんな人は永田町には住めません。
白河の清きに魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき
