戦略が手段を規定する

目的は課題を解決することであって、技術はその手段に過ぎない。 いま自社にある技術を中心に考えてしまうと、 それに引きずられ課題を見失うことになりかねない。 だから技術のことはいったん忘れて何が目的なのかしっかり考えなければならない。 目標が明確になった時、 自社が現有する技術と必要な技術との間に乖離があれば、 自社の技術者たちはスキルシフトか職探しを求められる。

内定先の某大企業の偉い人が「セキュリティですんごい技術はできたんだけど、アプリがなくてさぁ〜、君たち若い人のアイディアがほしいんだよね」と言ってた。さてこの言葉、大企業だから当てはまらないと考えるべきなのか、それとも大企業にも敷衍すべきなのか、どちらだろう?

大企業は、「潰れてはいけない」という至上命題があるだけに、この辺りの匙加減は非常に難しいとは思うが。