それはWeb2.0ではあるがWebの利点を生かしていない

日本中のブログで「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」という声が上がれば、さすがの自民党も無視できないはずだ。

Webには晒し上げという風習がある。この場合の正しいアプローチは、天下り斡旋全廃に反対した自民党閣僚を晒して批判するべきであって、自民党それ自体を批判するべきではない。天下りの件ひとつだけで、自民党支持をやめて民主党を支持する人がいるだろうか? 政党としての総力を比べた場合に、自民党がダメだからといって民主党を選ぶ理由はない(投票行動は常に消去法である)。民主党はもっとダメだ。

で、じゃあ誰と誰と誰がそんな怪しからんことを抜かしたのか、というのを調べて発表するのはマスコミだろう。そんな余白はない、とかそんな放送時間はない、とか抜かすマスコミは死んでもらって構わない。それが第四の権力の仕事だろう。サラっと発言閣僚をリストにしてサイトに載せりゃあいいじゃないか。アクセスもアップして広告料も入るぞ。で、まとめサイトつくって検証しつつ晒し上げたら完璧。などと言う私はちょっと古い世代なのかな。

しかし、インセンティブが間違っているというのには賛成。

参考:これも世論ですよね
 →【政治】「国力が落ちる」「官僚がやる気をなくす」 閣僚が反発…「天下りあっせん」全廃提言