ゲド戦記の原作が面白くて仕方がない件

A Wizard of Earthsea (Earthsea#1)

A Wizard of Earthsea (Earthsea#1)

めちゃめちゃ面白い。mixiで誰かが書いたレビューによれば英語的には子供向けってことなんだけど、それでも知らない単語ばかりなので勉強になる。というだけではなくて、いろいろ示唆に富んだ暗喩があったりして深く感銘を受けたりする。Vetchとゲドが真名を交わすところなど涙が出るかと思った。

っていうか、風の谷のナウシカはこの本のリメイクだと考えてもいいくらいにモチーフが酷似している。具体例を挙げたらきりがないが、若き主人公(世界を背負って己の闇と戦う、鳥になって/鳥のように空を飛ぶ)、肩に乗る小さな動物(闇との戦いで死んでしまう)、真名の意味、偽りの安息の地、砂地の小さな小島、攻めきたる軍事大国、etc.etc.... ってこういうのはファンタジーによくあるモチーフなのかな。読まないからわからん。