「日本人は水と平和はタダで手に入ると思ってやがる」という批判に対して

そんなことをホザく輩*1は遊牧民か砂漠の民の工作員か、それとも頭の悪いヒューマニズムに染まってるか、どっちかだ。水が希少な資源だというのは、大陸の人間の言葉だ。もっと言えば砂漠か草原。少なくとも日本ではそれは通じない。なぜかって? 日本人は昔から水害に悩まされてきたからさ。そりゃあ旱魃*2もあっただろうけど、じゃあ何のためにあんな大きな堤防やダムが日本各地に築かれて土建業者がさんざん儲かっているかっていえば、そもそもは水をきちんと管理してこようとしてきたからだ。昔からそうやって戦ってきて、現代技術があるからこそ「タダで手に入る」という状況を苦労して築くことができたんじゃないか。まあ、そのことに有難みを感じている人間はやっぱり少ないかもしれないけど。

つまり、日本では水は資源ではなくて偉大な自然の一部だということ。雨とか湿気とか洪水とか、そういうものと日本人は昔から戦ってきたんだよ。だから冒頭の言葉を吐く人間には、これからはそういうことを言い返してやることにする。そんなことを、南九州の豪雨と水害を伝える今日のニュース7を見ながら思ったのでした。考えたら当たり前のことですね。

*1:つい先日まで自分もそう思ってたけど。

*2:かんばつ