博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式 (新潮文庫)

ちょっと前に読んだんだけど、印象が薄くてどうでもいい感じだった希ガス*1

例えば、おいらの公式
 e^{i \pi}=-1
なんかもそうなんだけど、本の中で言ってることって結局はメタファーでしかないと思ってしまった。極端な話、小学生のときに「円周率ってπ(パイ)って言うんだぜ、(感情をこめた様子で)パイパイパイ」なんて嬉しそうに言ってた奴を思い出す。数字を見て何かを思い出すっていうのは結構やることだしなぁ。数字が嫌いな人のために、「数学ってこんなに美しいんだよ」なんて言おうとしてる本であって、理系の人間が読むときは「こういうのってやっぱみんな考えるもんなんだぁ」って確認するための本だと思いました。それだけ。

*1:なんか意外とほめてた: d:id:kuenishi:20060212