ジェンダー史

そもそもなぜ種に性{♂|♀}があるのか。といえば、それが生存競争において有効な生殖システムとして機能したからだ、っていうことなんだろうけど、それを社会で抽象化して同等の機能を認めるというのはまあ、いいのか悪いのかはよくわからない。

どうして生存競争において有利なのか、というかそもそもの馴れ初めは、染色体の部分交換であって、それはどうも同性(無性なんだけども言ってしまえば♀)が行っていたということだ(極端な話)。で、そのうち突然変異が生じて、自分だけでは生殖できない個体が、切羽詰って「別におれだけでも生殖できるんだけど(ウソ)、よかったら染色体交換しない?」って言い出したのが始まりじゃなかろうかと言ってみるテスト。言ってしまえばある種のパラサイトだよね。で、遺伝競争としては、基本的に遺伝子を交換した方が効率がよいので、それで、生殖機能を持つ側も「コイツ子供産めないの?しかもウソついてるし。ダサっ。まあ遺伝子交換するだけなら効率いいし、別にいっか」とか言いながらカップリングを繰り返すうちに、世代を経ていくにつれて、不妊性の個体も産まれるようになってきたのかもしんない。それが性淘汰、性競争というのを生み出して、近代の人間社会に至るまで性による分業というのが行われるようになってしまったのではなかろうか。それは性競争における戦略の選択の結果であって、まあこれからも男女は自分に有利な戦略を採り続けることに変わりはないのだろうと思う。で、なんでジェンダー教フェミニズム派が俄かに勃興したかというと、科学技術が発展するに従って避妊とか育児コストとかいろんな障害が取り除かれたこともあるし、社会において「頭の」能力が重視されるようになって、女性の社会進出が云々。というわけで権力闘争だと考えれば分かりやすいんじゃないかなぁ。


というか、NHKが労働環境における男女差別という寒いネタをやってた。素人が集まって言い争ってる。がんばれ。しかししゃべり場の次はこれですか。