電子政府

ずっと放置してたWiredNewsを読んで。
How to Code a Constitution
http://www.wired.com/news/columns/0,70114-0.html

Computer SecurityとNational Securityは構築の方法とか原理がすげー似てるっていう話。法律や行政文書はXMLで書くべきだとずっと前から思ってる自分としては当たり前の話なんだけど、こうやってちゃんと概念を整理されるとなんだか負けた気がする。実際負けてるけど。

法律をXML(というか、何か機械可読なもの)で書いてしまえば、法は法曹どもの手から離れるわけですよ。行政は役人どもの手から離れるわけですよ。自分を守るためだけに弁護士に膨大な金を払う必要がなくなる。自分を守るためにメンドクサイ手続きを考える必要もなくなる。
警官に呼び止められたからってビビる必要もないし、何より「訴えるぞ」というのが脅し文句にならなくなる。

まあ、代わりにソフト屋に金を払うことになるかもしれませんが…。つーか、そこまでやってこその電子政府じゃね? 基幹系を電子化しても文書はワードでした、ってんじゃアホみたいだわ。もしかしたらS務省のエロい人はそこまで考えてるかもしれないけど、ロードマップらしきもの
http://www.e-gov.go.jp/doc/040614/keikaku.html
を見ても全然分からん。サービスをデザインするならストーリーをいくつかちゃんとデザインしてくれんと。なんか中身は見せないし外見も曖昧ってんじゃ超心配だわ。